どんな人が、国際結婚に向いているの?

国際結婚をするには、普通の結婚とは違う素質が求められるのでしょうか。 また、それは一体どんなことなのでしょう。 ここでは、国際結婚に向いている性格、不向きな性格について、考えてみます。

  同じ日本人同士でも、結婚となると食生活や習慣など、色々と折り合いをつけるのに苦労するものですが、それが外国人同士となると、より問題が深く、複雑になるものです。

 それでも、国際結婚をしている友人の多くは、様々な壁を乗り越えて、比較的幸せな結婚生活を送っているように見えます。 そんな幸せな国際結婚をしている人たちに、共通する素質を幾つか挙げてみようと思います。

まずは会話ができること

 まず、英語をある程度まで話せるようになれることというのは当然ながら、必要でしょう。 もし仮に、奥さんが英語をあまり上手に話せなくても、結婚しようと思うほど気の合う旦那さまならば、何となく意思の疎通はできてしまうものだと思いますが、生活するとなると、自分一人でお買い物に出て、店員さんとある程度の会話をしなければならないこともありますし、旦那さまのご友人や家族との交流もこなせなければなりません。

 そんなときに、思ったように英語が話せない、聞きとれない、というのは、本人にとっても大変なストレスになりますから、「英語は最低限話せればいい」と思わず、会話力や読解力、聞き取り力が低いと自覚しているのならば、家事の合間に学校に通ってでも、英語力を高めようとする努力は必要です。

 実際、イギリスでは、英語に限らず、家事や子育ての合間にAdult Education Centreや専門学校、あるいは大学などに通って勉強し、資格を取る女性が多くいます。 そのように「勉強することを億劫がらない姿勢」というのも、国際結婚には大切な素質ではないかと思います。

日本人らしさを持ち続ける

 そして、日本人らしい良さを持っているのも、大切なことです。 私たちは、黒い髪を明るく染めたり、お化粧で欧米風の美しさを目指したりしがちですが、多くのイギリス人の目には、長い黒髪や、いつまでも若々しく可愛らしくいてくれるところ、そして細やかな気配りや優しさが、日本人女性の魅力に見えるようなのです。 

 彼らにしてみれば、「自分たちとは違うところに、魅力を感じる」ということですし、やはり日本人は日本人であるということに誇りを持って、「自分は日本を代表して外国に来ている」という気持ちを持って、日本人として堂々としていたいものです。

外国にほどほどの興味を持っている

 また、外国にほどほどの興味を持っている方がいいように思います。 なぜ「ほどほどに」かというと、それくらいの温度で海外生活を始めた人には、大した期待もない代わりに大きな失望もなく、ある意味淡々と、自然にその国に溶け込めるからです。

 逆に、極端に外国カブレしている人は、何かをきっかけにその国に対する気持ちが180度転換して、「こんなに嫌な国だとは思わなかった!」と思うようになるキライがありますし、全く外国に興味がない人は、外国人と接する機会があっても、仲良くしようという気持ちにもなりにくいと思うので、結果、中庸の人が一番向いているのではないかと思うのです。

家のインテリアに興味を持てること

 他に、国際結婚をするのに都合のいい素質としては、家のインテリアに興味を持てることがあります。 普通の日本の家庭では、どちらかと言うと見かけよりも実用性の方が重視されていて、100円ショップで買ったプラスチックのものが家の中に沢山置かれていたり、ソファーとカーテン、壁紙など、それぞれは趣味の良いものでも、全体的には色の統一性がなかったりすることが多いように思えるのですが、イギリス人は、お金のある無しに関わらず、部屋の中の色やスタイルに、随分こだわってコーディネートしている人が大半です。 

 「イギリス人男性にとって、我が家は自分の城」といわれるくらいですから、多少使い勝手が悪くても、その部屋の雰囲気に合っているものの方を選ぶ、というような美的感覚を持つことは、大切かもしれません。 さらに、あまり気の弱い人がイギリスのような国に来ると、人の良さに付け込まれて、辛い思いをするかもしれません。 

 「イギリスでの友達作り」でも述べたように、イギリス人は思いがけない図々しさで人を利用しようとすることがありますので、「イヤです」「残念ながら私には出来ません」とはっきり言えないと、結局意に反したことをしなければならなくなり、損をすることになります。

 国際結婚をするにはとにかく気が強ければいい、とまでは言いませんが、自分の意見は、角が立たない程度にはっきりと言えるようになることは、護身のためにも求められる素質だと言えるでしょう。

突き詰めてみると

 とはいえ、現実には、国際結婚をしている人たちが皆、これらの条件を満たしているわけではないのです。 実際、たまたまイギリス人と巡り合って結婚してしまったけれど、英語はもともと得意でなく、何年イギリスに暮らしていてもあまり上達しないし、かといって勉強する気もない、という人もいれば、イギリス人女性に負けないくらい気が強く、旦那さまを完全に尻に敷いている、という人もいるのです。

 それでも、そんな人たちがそれなりに幸せに国際結婚生活を続けていけるのは、やはり、夫婦それぞれがお互いに相手への思いやりをもちながら、時間をかけてその夫婦独自の結婚のスタイルを確立していっているからのように思います。 突き詰めてみると、国際結婚に一番必要な素質は、実は日本人同士の結婚同様、「相手への深い愛情をもっていること」になるのかもしれません。 

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