国際結婚の長所と短所

国際結婚と聞くと、何となく華やかで素敵、という印象を持たれることが多いのですが、実際に外国人と生活をするとなったら、良いことだけでなく、想像もしていなかったマイナス点を発見することも多々あります。 そこで、この章では、そういった国際結婚のプラス面とマイナス面について触れてみたいと思います。

長所

  まず国際結婚といえば、やはりハーフの可愛い子供が生まれて、その子がバイリンガルになるのがいいとか、旦那さまが優しいとかといったことが、特に目立つ長所でしょう。 イギリス人には金髪に青い目のアングロサクソンという民族がいますが、彼らは子供のときにはまさに天使のように可愛らしいのです。 そのしっかりした顔立ちと、日本的なあどけなさが一緒になった子供たちは、本当に目をひく愛らしさですし、上手くすれば、そのエキゾチックな外見を生かして、子役として芸能界で活躍する、ということもあるようです。

 また、女性に尽くされることを当然だと思う日本の男性に比べると、女性を守り、親切にするよう教え込まれたイギリス人男性は、とても紳士的です。例えば、朝は旦那さまの方が早起きして、まだベッドの中にいる奥さんの枕もとにそっと淹れたての紅茶を置いてくれるとか、奥さんがお友達と外出して、夕食の準備が遅くなってしまっても、決して怒ったりしません。

 逆に奥さんが楽しい一日を過ごしたことを喜んで、「それじゃ今日の夕飯はお持ち帰りの中華にしよう」と提案してくれる、とかいったことは、国際結婚をした友人たちからもよく聞く話です。 また、会社の人との付き合いやパーティーなどにも夫婦一緒に招待され、休暇には夫婦や家族で旅行に行くのが当たり前なので、夫婦の一体感を強く感じることができます。 

 思うに、日本の男性は「釣った魚には、、、」という傾向があるようですが、イギリス人男性は、逆に結婚したからこそ奥さんを人生のパートナーとして大切にする、と考えてくれるようです。

 また、イギリスではユーモアのセンス持つことが大変重要なので、たとえ追い詰められた状況にあっても、男性は少々自虐的な冗談で緊迫感を和らげてくれます。 その真面目さ故に、時に物事を深刻にとらえすぎ、煮詰まってしまうことがよくある日本人女性にとって、こんな風に空気を中和してもらえるということは、実は毎日の生活の中で、とても重要なことだと思います。

短所

 とは言え、国際結婚はいいことばかりではなく、中でもやはり言葉の壁の厚さは、大きな欠点です。どんなに英語が上達しても、疲れているときや、体調が悪いときに外国語で話さなければならないのは、決して楽ではありません。また、そんなときは英語の完成度も特に低くなりがちなので、言いたいことを旦那さまに理解されず、ますます面倒なことになる、ということもあるのです。それから、体調を崩したときには、お粥のような胃に優しい日本食が恋しくなるものですが、それも自分で準備しなければなりません。 

 また、日本で日本人として育った者にとって、常に「外国人」、「東洋人」、として扱われるのは辛いものです。 生け花の経験が無くても「イケバナさん!」と呼ばれたり、生魚は食べられないのに「私の家の金魚まで、お寿司にして食べちゃわないでね!」などと言われると、冗談とは分かっていても、「私」という人格を無視されたようで、とても孤独で、悲しい気持ちになってしまいます。

 それに、日本のように「旦那さんだけが接待で飲んで夜遅くに帰ってくる」ということがない、ということは、そういったことも夫婦一緒にしなければいけない、ということです。 つまり、時には自宅で奥さん自ら前菜・メインディッシュ・デザートを準備して、ホステス役としてそつなく会話もこなしながら、お客様をもてなさなければならない(=接待しなければならない)ということです。

 他にも、外国には、日本にはない強い菌があるので、それらへの抵抗力がつくまではしょっちゅう風邪をひいてばかり、ということもあります。 食生活も日本にいたとき同じように、とはなかなかいきませんし、何かとストレスが溜まる私たち移住組は、日本で一生を過ごす日本人に比べて、寿命が短い、という怖い話も耳にします。 

まとめ

 そういったことを考えても、国際結婚は決してロマンティックなだけではなく、マイナス面が非常に多い結婚の形なのでは、と思いますが、数ある壁を夫婦で手を取り合って乗り越えて行くことで生まれる絆の深さも、国際結婚のまた意外なプラス面とも言えるでしょう。

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